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株式会社ロッテ

マーケティング本部

小柳津正典様、今井哲也様

老舗お菓子メーカーが考える、ユーザーと永続的つながるような「D2C」

はじめに事業内容を教えてください。

当社は創業以来「私たちはみなさまから愛され、信頼される、よりよい製品やサービスを提供し、世界中の人々の豊かなくらしに貢献します。」を企業理念とし、菓子・アイスの製造販売を中心とした事業活動を展開しています。その中でも私たちは菓子や冷菓の新商品開発を担当しています。

抱えていた課題と、Wemakeの利用用途を教えてください。

新商品開発を日々行うなかで、従来の菓子や冷菓の概念を覆すような、既存の提供価値から一歩飛躍した製品やサービスを生み出せていないことが課題にありました。そこで社外の意見を取り入れ、新たな価値の共創ができればと思い、Wemakeの利用に至ります。

また、コロナ禍で三密を避けた新しい生活様式が推奨され、業界を問わずECによる販売が伸びる中で、自社サイトからの購入比率が低いことも課題の一つでした。自社サイトからの購入比率を高めることで、お客様と直接つながり、単回で終わらず永続的につながるような「D2C」の新事業アイデアを、多様なユーザーと共に創り上げていきたいと考えました。

我々はこれまで社外の知見を積極的に取り入れ、挑戦を歓迎する社内風土がなかったのですが、Wemakeを活用することでオープンイノベーションの意識を高めたいという思いもありました。

社会期待を得ることで提案の質やOI意識の向上に繋がった

実際にWemakeを使ってみていかがでしたか。

最初の公募フェーズから、参加してくださるユーザーが非常に意欲的である印象を受けました。弊社がお菓子メーカーで親しみやすいので、ユーザーも楽しんで考えてくれたのではないかと考えています。公募では480件のアイデアが集まり、面白そうだと思えるものもたくさん見受けられました。多方面からの案が集められただけでなく、熱量が高いものを見ることで社内のプロジェクトメンバーの刺激になったとも感じています。公募フェーズでは、事業企画としてはまだまだ改善の余地はあれど、課題や視点を重視してるものが得られた印象です。

社内で新しい事業の検討を決断するには困難なことも多いです。しかし、今回のWemakeのように、社外の人からの期待の声を得ることで事業を進められることもあります。幅広くエンドユーザーのニーズを得ることで提案の質も上がりますし、社内の意思決定における背中を押してもらえました。共創フェーズからは我々商品企画課だけでなく、事業企画課やブランド担当、研究担当のメンバーといった、10を超えるあらゆるグループから総勢17名の社員に参加してもらいました。幅広いチームのメンバーに携わってもらうことで、利用前に期待していた社内のオープンイノベーション意識の向上にもつながったとも思います。

Wemakeをまた使いたいと思いますか。

はい。集まったアイデアたちはどれも素晴らしかったので、しっかりと事業計画を練ったり専門性を持たせたりすることで実現性を高くできれば、さらに良くなると思います。