ガラスヒーターを活用した保温や調理ができるスマートプレートの提案

ISHIZUKA BUSINESS DESIGN PROJECT
投稿 : 2018/9/24(月) /  公開

メンバー紹介

Hal
投稿者

両角 秀勝
企業担当者

山北 龍児
企業担当者

'鷲尾 祐司
企業担当者

鈴木 徹也
企業担当者

勝見 健太
企業担当者

寺田 雅文
企業担当者

野崎 哲
企業担当者

宇佐美 佑奈
企業担当者

片江 文
企業担当者

宇多 健吾
企業担当者

本業は自動車会社のカーデザイナーです。個人でWemakeや様々なデザイン活動に関わり、提案をおこなっています。

■WEMAKE参加実績
UACJー最優秀賞、京セラPJ-最優秀賞、LIXILPJ-最優秀賞&特別賞、JR西日本PJ-最優秀賞・フォスター電機-優秀賞、LIXILPJ-優秀賞・三井化学PJ-優秀賞・IBR PJ-特別賞・旭硝子PJ-特別賞(旭硝子主催の展示会へ作品提供)・石塚硝子PJ-ファイナリスト(事業化に向けて推進中)その他ファイナリスト実績多数

新事業創出カンパニー
Wemakeプロジェクト担当

社会人ドクターとして化学強化ガラスの研究も行っています。

ガラスびん営業一筋、東京→大阪→九州→大阪→東京と全国を見てきました。

ガラスメーカー勤務。
開発業務を10年間。

私は、大学時代に材料科学を専攻していました。研究室としては、セラミックス材料分野の研究室に所属していました。研究テーマは、ガラスの破壊に関してで、中でもガラス強度とガラス組成の関係について研究していました。大学時代の研究を通じてガラスの性質は四季の変化とともに変化するということを知り、ガラスというのは非常に手がかかるが面白い性質を持つものだと身をもって感じました。そのガラスの持つ可能性を探り、更に面白い機能を持った製品を開発したいです。

ガラスびんの設計をしてましが、10月に新事業創出に移動してきました

メーカーの無機材料開発者です。 材料を用いた部材開発の経験もあります。

課題や欲求

レストランでの家族や、恋人、友人などとの楽しい食事の時間、、、ついつい会話が弾んで気づいたら食事が冷めていたということはありませんか?また多忙な時間帯の飲食店では配膳に時間がかかり、お客に料理を提供するときにはすでに冷めてしまっているという事もあります。

温かい食事が冷めると味の感じ方が変化し、低温では塩味、苦味を強く感じる一方で、旨味や甘味は弱くなるため美味しくなくなります。なので常に料理の温度を最適温度でキープできれば、あたたくて美味しい食事と楽しい会話が両立できます。

しかし現状は鍋や煮込み料理などを保温、調理するために小型IHヒーター、ホットプレート式の鍋などがありますが、温めるための機械が大きく、テーブルの上では邪魔になります。またオシャレな高級レストランでは見た目的にもNGです。またIHヒーターの上にお皿や鍋を置くと料理の位置がテーブル天板に対して高くなり、料理が取りづらい、見にくい、カットしづらい(ステーキなど)などの問題も発生します。

もっとシンプルにメカメカしくない料理の保温や調理ができるものがあれば、これらの課題が解決できるのではないでしょうか?

ソリューションと提供価値

ガラスヒーターを活用した保温や調理ができるスマートプレートの提案

石塚硝子の透明ガラスヒーターの技術は温めるための機構をシンプルに薄くできる事と、実験器具や調理器具など中身を観察するために透明ガラスを使用していることが特徴であるが、あえて透明ガラスではなく乳白などの不透明カラーガラスをガラスヒーター化することで、電極やコードなど見せたくない所を隠すことができ、一見シンプルで薄い料理プレートだが実は保温や調理ができる「スマートプレート」を作れるのではないかと考えた。

ー機構、使い方

機構はシンプルで乳白色などのガラスでできた料理プレートの裏底に透明導線幕を塗布し、円形状の電極を取り付ける。このお皿を電源に繋ぐための電極付きフレームに乗せれば保温が開始される。保温温度は電源ケーブルの途中西川あるリモコンで調整するか、専用アプリでリモートで調整できるようになっている。またお客の好みの温度に調整する事も可能である。また展開例としてワイヤレス給電技術を利用したワイヤレス化も考えられる。

コンセプトの詳細

ーターゲットユーザーイメージ:高級レストランオーナーとそのレストランのお客様
■レストランオーナー
自分のレストランが作る料理を常に最高の形でお客様に提供したいと考えている。料理のクオリティーだけでなく、料理を楽しむ空間や体験作りも含めてトータルでのプロデュースにこだわりがある。

■レストランのお客
レストランには美味しい料理だけでなく、場の雰囲気や美しい景色、大切な人との会話、スタッフのおもてなしなど普段とは違う非日常体験や、ゆったりとした時間を求めており食を通してそれらを体験しにレストランへ来ている。


ー提供価値
■レストランのお客への提供価値:新しい食体験、空間の提供
料理が冷めるのを気にせず、友人や恋人、家族などとの会話や、レストランの雰囲気を楽しみながらゆっくりと最適温度にキープされた食事を楽しむことができる。

■レストランオーナへの提供価値:最適な温度でのお客への料理の提供
盛り付けやサーブに時間がかかったり、料理を提供後にお客がすぐに食べ始めてくれなくても、料理の最適な温度をずっと保つことができるので、冷めることによる味の劣化を防ぐことができ、料理が一番美味しく感じる最適な温度状態で常にお客に食べていただくことができる。また料理提供後も常時温度管理ができるので、スマートプレートを活用した今までにない新しいメニューを開発できる。


ースマートプレートは料理の種類や使用スタイルに合わせた2バリエーションを用意
■フレンチ、中華、イタリアンなどのコース料理(お客が皿を手に持つ必要がない、または大皿から取り分けるスタイル)プレートとフレームに分けることで様々な料理プレートとして使用可能。フレームは同じでプレート部を変えることで様々な形状のプレートを使用することが可能になる。たとえば煮込み料理やスープの時は深いプレート、ステーキや焼き魚などの場合は浅いプレートに変更するなど料理に合わせてプレートの種類を変更することができる。たとえばレストランのコース料理などでフレームはそのままで上のプレートのみ変えていくような使い方ができる。またプレートを洗う時にも電気モノと分離できるので安全に洗浄することができる。フレーム部のプレートと接する部分は耐熱性が高く熱伝導性が低いシリコンで耐熱加工されており、テーブルなどの置いている場所に熱が伝わらないようにする。

■和食、丼モノ、ラーメン、小皿料理、取り分け皿など(皿を手に持つ必要ある食事スタイル)
手に持って食べる用のスマートプレート/ボウルの場合はプレート側の底面をシリコンでカバーし、手で持っても熱くないよう配慮している。また電極部も手で触れないように配慮された設計になっている。


ーIOTを活用した展開例
フレームをIOT化し、スマホアプリで好みのプレート温度に調整できるなどの新しい価値を提供することも可能になる。たとえばレストランをアプリなどで予約する時に好みの料理温度を登録しておけば、その温度で提供されたり、食事中にスマホアプリから保温温度を変更できたりできる。たとえばステーキの焼き加減を変えたい場合は調理モードに変えて加熱調理を行うなどレストランのお客が自分好みに2次調理をすることができるようになる。これによりアイデア次第で今までにない新しいスタイルの料理の提供が可能になる。


ー今までの小型IHヒーターとの比較優位性
このスマートプレートであれば、省スペースで収納できる、構造がシンプル、お皿のまま調理、保温、食べることができるなど新しい価値を提供できるだけでなく、見た目が普通のお皿なのでレストランや家庭の落ち着いた食事空間を壊さない。またフレームは電力をプレートに伝えるだけでなく、ハイテクテーブルクロスのようなイメージで光によるおもてなしや演出、プレートがきちんと保温されているかなどの作動状態を光で確認できたりと様々な機能を設定できる。


ーロードマップ:高級レストランから一般レストラン、そして家庭へ
レストランだけでなく家庭での使用も想定している。現状家庭ではIHコンロはキッチンの一部に固定されているが、このスマートプレートであればプレート自体でどこでも調理が可能になるので、固定コンロは必要なくなり、キッチンスペースを広く使えるようになる。たとえば一人暮らしのアパートなどの狭いキッチンからコンロをなくすことができたり、今までコンロに占有されていたスペースをキッチンの作業スペースに使用したり、キッチンでない場所で加熱調理ができたり、使わない時はお皿に重ねて食器棚に省スペースでしまっておけるなど、キッチンのデザインやキッチンインテリアのあり方を大幅に進化させることができる。