募集終了

アウトドアでの新しい撮影体験を実現する、OLYMPUS AIRアクセサリー

オリンパス OPC HACK & MAKE Project

結果発表

最優秀賞(商品化)

カメラハンガー

木の枝やランタンハンガーに吊り下げてセットできるアタッチメント。 キャンプサイトでの使用を想定。

カスガメミチオ

コンセプトを見る

審査講評
新しい撮影体験を提案すると同時に、携帯性の向上も兼ね備えており、まさしく「アウトドアでの新しい撮影体験を実現するアクセサリー」を実現するコンセプトとして高く評価し、最優秀賞と致しました。当初のコンセプト案では、ピクニックでのユーザー検証では新しい視点で撮影ができるとユーザーから高く評価されていましたが、登山などのシーンでは利用は難しいという声もありました。しかしその後改善を重ね、高い視点からの撮影というコンセプトの良さは残しつつ、ハンガー部分にカラビナを活用し、取り付け強度も改善することで携帯性もカバーすることが可能となりました。

優秀賞(商品化検討)

OPC拡張ケージ+ローアングル撮影脚 + 画角視認プレート

OPCで気軽に撮影したい!という思いを少しサポートしてくれるアクセサリです。 実現したかったのは三つ。 1:スマホ無しでも撮影時しやすくしたい! 2:普通の三脚以上の「低さ」での撮影したい! 3:その他の部品追加のために拡張性を増したい! これらを出来るだけコンパクトにまとめ、一見するとキャラクター性が感じられるようなユーモラスな形状に仕上げました。

ChiakiNakashima

コンセプトを見る

審査講評
ノーファインダーでの撮影しやすさ、2)ローアングルショットといった視点での完成度の高いコンセプト。特にノーファインダー時の画角プレートはアウトドアユーザーにも評価が高く、実際に使用してみたいという声が多かったです。また、アウトドア環境でのローアングル撮影時にカメラ本体が汚れないことも高く評価されていました。商品化に向けての今後の課題はコスト面と組み立てしやすさ、となりますので、引き続きみなさんと改善していきたく思います。

優秀賞(商品化検討)

登山用「Air Cover & Stick」

登山用の杖に三脚機能をもたせて、持ち歩きにも安心なカメラカバーをセットにしたAir Cover & Stickを提案致します。 杖の上端部にカメラを接続すると、杖がカメラスティックに早変わり。あらゆる角度、高さから今までにない写真撮影を可能とします。2枚目に途中段階のデザインイメージを追加しました。

TAKEBON

コンセプトを見る

審査講評
Air専用カバーと登山用Stickを組み合わせた新しい撮影体験を実現するコンセプト。当初はStickも3Dプリンタで出力する前提であったためコストが非常に高く現実性が難しかったものの、既製品のトレッキングポールと組み合わせることで実現性が見えてきました。Air専用カバー自体は単体での需要も高く、アウトドアユーザーからの評価は非常に高かったです。「汚れた手だとカメラを触るのを躊躇してしまうので、カバーがあると助かる」「登山Stickに取り付けてタイムラプスを楽しみたい」との声がありました。商品化に向けての今後の課題は生産方法や強度面となりますので、引き続きみなさんと改善していきたく思います。

YAMAP特別賞(商品化検討)

ワンタッチホルスター

コンパクトなAIRをコンパクトに持ち歩きたい。 AIRをベルトやザック、ポケットなどに簡単に固定し、ワンタッチで外すことができる金具です。 AIRを気軽に固定することができるため、撮りたい時にすぐ撮れます。 既成品のメジャーホルダーを利用しコネクターのみを出力するため、プリント料金をおさえ、気軽にプリントできます。 また、縦位置で三脚に固定することができます。

Tatsuya Nakasu

コンセプトを見る

審査講評
「ワンタッチホルスターで肩ベルトに簡単にAIRを固定させることができるので、撮影の頻度も大幅に上がりました。「軽量」というAIRが持つ最大のメリットを引き出すと同時に、「取り出しにくさ」というAIRが抱える難点を解決するアクセサリーに仕上がっていると思います。」
実際のユーザー検証では「嵩張らないデザインやユーザーの取り出しやすさを意識したコンセプトが良い」「地味ではあるが実際に購入するとしたらコレがよい」といった声が多数ありました。改善フェーズでは様々なコストダウン施策も検討し、ユーザーが購入しやすい価格レンジに入れることが出来たと感じます。商品化に向けての今後の課題は既製品の入手方法や組み立て、強度面となりますので、引き続きみなさんと改善していきたく思います。

総評

本プロジェクトでは、アウトドアでの新しい撮影体験を実現するOlympusAirアクセサリーを公募しました。40を超える投稿数から絞り込まれたコンセプトを、投稿者、アウトドアユーザーの方と共創してきました。コンセプト作成 -> 3Dプリンタ出力 -> ユーザー検証、というサイクルを短期間で回しながら、ユーザーの方が本当に欲しいものを追求することができたと感じます。ユーザー検証を通じて、華美な「足し算のアクセサリー」ではなく、Air本来の価値を最大限生かす「引き算のアクセサリー」を開発することができました。

“Photography helps people to see.”(写真は人間が世界を「視る」ことを助ける)とかつて写真家のベレニス・アボットは言いました。本プロジェクトのアクセサリーを通じて、多くのアウトドアユーザーの「視る」の可能性を広げることができれば幸いです。

短い期間での改善や3Dプリンタでの生産が前提とされている、など多くの制約がある中で、コミュニティの皆様には甚大な貢献して頂きましたこと深く御礼申し上げます。これから、コンセプト提案者の方、投票や議論に参加したくださった皆様と一緒に、商品化を進めていきたいと考えています。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。